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五日市西地区秋まつり保存会の方にお話を伺いました!

今年のお祭りは10月8日(土)・9日(日)!43年ぶりに復活の「喧嘩神輿」が見れるのは9日です!

2011/09/26

五日市秋まつり保存会の方にお話を伺いました!

毎年この時期になると、あちこちでお祭りの“のぼり”やポスターを見かける機会が増えますよね!
私みたいに、お祭りの時期になるとなんだかテンションあがる!・・・という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回は「五日市西地区秋まつり保存会」の方に、お話を伺ってきました!
なんと、今年は、43年ぶりにすごいものが見れるそうですよ!!

詳しくはこちらをチェック!

「喧嘩神輿(けんかみこし)」って・・・?

みなさん「喧嘩神輿」ってご存知ですか?
今から43年前までは、神輿どうしが激しくぶつかり合う、そんな勇壮な祭りが五日市で行われていたそうなのです。

五日市では町を3つの地区(西・東・揚)に分けて、それぞれの地区から神輿を出して、八幡神社から塩屋神社までを往復していたそうです。
その道中で神輿同士のにらみ合い・喧嘩がはじまります。
当時は、この喧嘩神輿を目当てに見物客が大勢押し寄せていたそう。

ところが、この喧嘩神輿は、昭和43年を最後に一旦なくなってしまいます。
それを、17年前に復活させたのが「五日市秋まつり保存会」の方々なのです!

西地区の神輿1体だけが約10年ほど前に地区の皆さんの手によって修復され、昨年まではこの神輿と、女みこし、子どもみこしの3体で塩屋神社まで往復していたそうなのですが、今年はなんと東地区の神輿の修復が終わり、実に43年ぶりに「喧嘩神輿」を見ることができるそうなのです!
今年は【西地区】と【東地区】の競演!
今年は【西地区】と【東地区】の競演!
女みこしとコイン通りでもみ合った時の写真。迫力!
女みこしとコイン通りでもみ合った時の写真。迫力!

お祭りに欠かせないもの…!それは「音頭」や「太鼓」です!

今回の取材で、“秋祭り保存会木遣り部”の方々の練習を見学させていただくことができました!
私の地元(廿日市)でも、お祭り前1カ月くらいの間に、音頭の練習をちょっとだけしていた記憶があるんですが…皆さんは、“お祭りが終わったら次の年のお祭りに向けて練習開始”なんだそうです!すごい!

口伝(くでん)で残されてきた木遣り音頭には、5~60種類を超える種類があるそうなんですが、保存会の方々のすごいところは、口伝の木遣音頭の内容を、文字に書き起こして内容の検証をしているところ。
様々な資料を駆使し、伝わるうちに変化してしまった言葉や、意味のつながらないところを推測し、意味が通るように修正したものを現在使用されているそうです。

節回し(と言っていいのかが微妙なんですが…)が、地域によって違うというのも今回初めて知りました。きっと口伝だからこそ、なんですよね。

木遣り以外にも、太鼓部があり、こちらも毎月練習をされているのだとか。
秋まつりの出陣式では「出陣太鼓」を披露して下さるそうなので、こちらも注目です。
驚いたのは、木遣音頭を唄う方々はマイクなし(!)なんだそうで、太鼓と音頭の競演もミモノですよ!
和気あいあいとした雰囲気なのに、練習が始まるとピリッとした空気になります。
和気あいあいとした雰囲気なのに、練習が始まるとピリッとした空気になります。
子どものころに聞いた木遣りも音頭も、ああ!そう言ってたのか!と納得。
子どものころに聞いた木遣りも音頭も、ああ!そう言ってたのか!と納得。
みなさん、ものすごくいい声で唄ってらっしゃいました!
みなさん、ものすごくいい声で唄ってらっしゃいました!
いろんな木遣音頭が書かれた扇子を、みなさんお持ちでした。
いろんな木遣音頭が書かれた扇子を、みなさんお持ちでした。