まいぷれ山陽地区合同特集「山陽花の寺 二十四か寺」 花巡礼の旅
山峡の瀧が鼓の音を奏で、樹木が鬱蒼と全山を覆い、まさに秘境の霊域、山口市最古の名刹として知られています。
1300余年前、文武2年(698)神変大菩薩と崇められた僧役小角が、豊後国彦山から掛錫し、奥之院の岩窟に熊野権現を観請し、秘法の護摩供を厳修され「龍の蔵」と名付けられたことに始まります。次いで天平13年(741)行基菩薩がこの霊域に溜まり、自ら千手観音を彫り、寺を建て奉安し「龍蔵寺」と名付けられました。
古来山岳修行の行場であり、絶好の仙境として文人墨客も此処に遊ぶ者多く、現在にその名残りを留めています。
国の天然記念物・樹齢約1000年、日本一の高さ(50m)を誇る大銀杏の、紺碧の空に映える美しさ、落葉の金色の絨毯は絶景です。
寺の花
樹齢約1000年の大銀杏
観音堂の前にある巨樹で、樹高約45メートルあり、樹形は細かい枝が直立し、または垂れ下がってよく整っていて、ことに秋の葉が黄色に色づくころには、遠くからも望見することができます。
昭和17年7月21日に国の天然記念物に指定されました。
樹齢については、900年説、1100年説などがあり、また、当寺の開山が植えたものであるなどといういい伝えがありますが定かではありません。国指定の天然記念物の銀杏は、全国で26ヶ所ありますが、それらのなかで龍蔵寺のものは2番目の高さと古さを誇ります。
詳細情報
寺名 | 龍蔵寺 |
宗派・ご本尊 | 真言宗御室派・馬頭観世音菩薩 |
住所 | 〒753-0811 山口県山口市吉敷1750 |
電話番号 | 083-924-1357 |
駐車場 | あり |
拝観料 | 大人200円 中高生100円 |
アクセス | 中国自動車道小郡ICより車で15分 |
御朱印料 | 300円 |
ホームページ | http://www.ryuzouji.org/index.php |