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第64回 日本伝統工芸展

2018年2月23日~3月11日 会期中無休。人間国宝から新進気鋭の若手まで、現代日本の卓越した技と美を一堂に見られる展覧会。

2018/01/22

広島県立美術館にて、2018年2月23日(金)~3月11日(日)の期間、特別展第64回日本伝統工芸展が開催されます。

日本伝統工芸展は、日本の風土の中から生まれた世界に誇る工芸技術を発展継承させることを目的に、昭和29年に創設されました。以来、その伝統をよく理解しながら一層技術を磨いて、今日の生活に即した新しいものを築き上げることを目標としています。第64回となる本展の広島展では、人間国宝(重要無形文化財保持者)から新進気鋭の若手まで、陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、人形、諸工芸の7部門で、日本を代表する作家の作品311点が展示されます。なお、広島県からは9名の作家の作品が入選しています。

展覧会の構成

第64回日本伝統工芸展は、陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、人形、諸工芸の7部門から構成されます。

1 陶芸

土器、石器、陶器、磁器というようにやきものは、原料とその性質から分類されます。さまざまな釉薬や上絵具による絵付け、窯の中で偶然的に発生する窯変などバラエティに富んだ作品が一堂に並びます。

2 染織

染織は文字通り、染めることと織ることをいいます。木綿や絹、芭蕉や和紙などを素材として用いた、染めと織り、刺繍などによる色とりどりのきものが見る人を魅了します。

3 漆芸

漆芸は、東アジアや東南アジアで発達した東洋独特の工芸で、各地域で特色のある漆芸品が作られてきました。漆の素材としての魅力を活かしたきゅう漆、金粉を使った華やかな蒔絵など多彩な作品が展示されます。

4 金工

金工は文字通り、金属による工芸をいいます。素材は、金、銀、銅、鉄、異なる金属を合わせた合金など。叩いて成形する鍛金、熱く溶かした金属を鋳型に流し込んで成形する鋳金、彫ったり鍍金したりして加飾する彫金など様々な技法による作品が紹介されます。

5 木竹工

木竹工は、木工と竹工をいいます。木工の技法は大きく分けてロクロを使った挽物(ひきもの)、削って形を作る刳物(くりもの)、薄い板を曲げて成形する曲物(まげもの)、板状の木を複雑に組み合わせた指物(さしもの)などがあります。ケヤキや黒柿、松や黒檀など木の性質を活かして作品制作が行われます。竹工は、真竹や孟宗竹などをそのままあるいは細く割ってヒゴとし、編んで作品とします。

6 諸工芸

諸工芸には、ガラスや七宝、玉や象牙、截金や硯などが含まれます。ガラスの成形法には、型を使う方法と使わない方法があり、切子や腐蝕などで加飾します。七宝は銀や銅などの素地にガラス質の釉薬を焼き付けるもので、有線七宝、無線七宝、省胎七宝などがあります。メノウや水晶をくりぬいた玉、染めたり彫ったりした象牙(現在はマンモスの牙が多い)、線状に切った金箔などを貼ることで文様を表した截金、山口県や山梨県などが特産の硯といった多彩な作品を鑑賞できます。

関連イベント

伝統工芸に親しみ、楽しく学べる体験イベントやワークショップが多数用意されています。特に、一日工芸体験イベントは今年度初の開催なので、要チェックです!

一日工芸体験イベント

作品を鑑賞するだけでなく、作家さんのお話を聴いたり、制作の姿を間近で見たり、さらには作家さんの作品を用いた茶話会に参加したり…作家さんと触れ合う工芸尽くしの贅沢な1日を体験することができます。

■木工Day
講師 高月國光さん(日本工芸会正会員/木工)
開催日 2月25日(日)
11:00~ ギャラリートーク[3階企画展示室]
13:00~ 茶話会(焙じ茶)[縮景園茶室]
15:00~ 実演[3階ロビー]

■七宝Day
講師 粟根仁志さん(日本工芸会正会員/七宝)
開催日 3月4日(日)
11:00~ ギャラリートーク[3階企画展示室]
13:00~ 茶話会(珈琲)[縮景園茶室]
15:00~ 実演[3階ロビー]

■陶芸Day
講師 今田拓志さん(日本工芸会正会員/陶芸)
開催日 3月10日(土)
11:00~ ギャラリートーク[3階企画展示室]
13:00~ 茶話会(珈琲)[縮景園茶室]
15:00~ 実演[3階ロビー]

■漆芸Day
講師 金城一国斎さん(日本工芸会正会員/漆芸)
開催日 3月11日(日)
11:00~ ギャラリートーク[3階企画展示室]
13:00~ 茶話会(抹茶)[縮景園茶室]
15:00~ 実演[3階ロビー]

※会場:ギャラリートークは3階企画展示室(要入館券)、茶話会は縮景園茶室、実演は3階ロビーにて開催
※茶話会は別途、チケット(600円)が必要(縮景園入園料を含む)
※各当日10:30から3階グッズコーナーにて販売(先着12名)

講演会「超絶技巧の遺伝子 - 明治工芸から現代へ」
(共催:広島県立美術館友の会)
日時 3月3日(土)13:30~15:00(開場 13:00)
講師 山下裕二さん(明治学院大学教授)
会場 地階講堂
※聴講無料、申込不要、定員200名(先着順)

子供ワークショップ「ギャラリートークに挑戦しよう!」
前半では学芸員さんから作品の見どころや説明の仕方・話し方を学び、後半では子供たちが保護者の方や一般来場者を前に展示室でのギャラリートーク(作品解説)を行います。学芸員のタマゴ、この指とまれ!
日時 2月24日(土)13:00~16:00
講師 福田浩子さん(広島県立美術館学芸課長)、神内有理さん(広島県立美術館学芸員)
会場 地階講堂・3階企画展示室
参加費 児童無料、保護者の方は入場券が必要です
募集人数 10組(小学生以上の児童および保護者)
※事前申込(広島県立美術館 082-221-6246
※子供ギャラリートーク聴講は申込不要、要入館券

学芸員等によるギャラリートーク
2月24日(土)11:00~ 広島県立美術館学芸員
2月24日(土)15:00~ ワークショップ参加の子供たち
2月25日(日)11:00~ 高月國光さん(日本工芸会正会員/木工)
3月3日(土)11:00~ 広島県立美術館学芸員
3月4日(日)11:00~ 粟根仁志さん(日本工芸会正会員/七宝)
3月10日(土)11:00~ 今田拓志さん(日本工芸会正会員/陶芸)
3月11日(日)11:00~ 金城一国斎さん(日本工芸会正会員/漆芸)
会場 3階企画展示室
※所要時間 約40分 ※申込不要、要入館券
※会場入口にお越しください。

ウェブレポーター大募集
日時 2月23日(金)17:00~18:30
受付場所 3階ロビー
実施場所 3階企画展示室内
対象 ホームページ、ブログ、ツイッター、フェイスブックなどのSNSにて情報発信をされている一般の方
※申込不要 ※実施当日に限って本展にご招待

謎解きワークショップ
広島県立美術館で開催されている「第64回 日本伝統工芸展」の展示室に届いた「怪盗64世」からの犯行予告を、伝統工芸に対する知識と想像力で読み解くワークショップ。関連冊子配布(無料)。
日時 2月23日(金)10:30~/2月24日(土)16:00~/3月4日(日)10:00~
講師 広島県立美術館学芸員
スペシャルゲスト 怪盗64世
会場 3階企画展示室
※申込不要、要入館券

縮景園連携

ワンコイン縮景園
本展入館券のご提示により、100円で縮景園にご入園いただけます。

第64回 日本伝統工芸展

会期 2018年2月23日(金)~3月11日(日) 会期中無休
会場 広島県立美術館(広島市中区上幟町2-22)
開館時間 9:00~17:00
※金曜日は19:00まで、入場は閉館30分前まで
料金 一般 700円(500円)/高・大学生 400円(200円)/中学生以下無料
※( )内は前売・20名以上の団体料金
・学生券をお求めの際は学生証のご提示をお願いします。
・身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳及び戦傷病者手帳の所持者と介助者(1名まで)の当日料金は半額です。

前売券販売所 広島県立美術館、広島市・呉市の主なプレイガイド、画廊・画材店、ゆめタウン広島など
お問い合わせ 広島県立美術館 TEL 082-221-6246

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