広島のプロフェッショナル
vol.02 クランチタイマー株式会社 代表取締役社長 佐々木 宏太 さん
生活に活用できるITを
クランチタイマー株式会社 代表取締役社長 佐々木 宏太さん
佐々木さんは、10年前まで東京にいた。2年前に広島に転勤になり、その後退職。
2014年2月、スマホアプリ開発会社「クランチタイマー株式会社」を創業。
彼の前職での仕事はBtoB、エンドユーザーは企業だった。
そんな彼がコンシューマー向けの会社を立ち上げたのは、東京でITの仕事に携わってきたからこそ、見えたものがあるからだ。
ITの仕事に関わっていなくても、一般の人がITを生活に活用している日常。
広島はリテラシーが低いと感じた。
ITはもっと、人の生活を豊かにするはずだ。人が便利に楽しく生活していくツールがある。
佐々木さんが代表を務める「クランチタイマー株式会社」が、いま一番力を入れているのは「クラウドファンディング」のキュレーションメディア『ファンディングヘッドライン』。
「クラウドファンディング」は、いま注目が高まっている新しいビジネス支援の形で、インターネット上でアイデアを公開し、資金を調達してそのアイデアを実現させる。
このシステムは欧米はもちろん、現在アジアでも急速な広がりを見せ始めている。
クランチタイマーは「ファンディングヘッドライン」で「クラウドファンディング」を後押しし、国内でのサクセスを上げていく。
テクノロジーを通じて人々に価値あるサービスを提供していくこと。
それは、佐々木さんが掲げる企業理念でもある。
世界一になるのに、場所は関係ない。
「世界一になりたい」
そう語る佐々木さんの目には強さがある。
「世界一になるのに、場所は関係ない。広島から世界一になったっていい」
ITで人々の生活を豊かにするのに必要なのは、場所ではない。
アイデア一つ、企画一つが世界を変える。
彼が見据えているのは、世界だ。
「もちろん苦労もある。やりたいことは山のようにあるが、人が足りないのもその一つ」
だけど楽しいんですよね。そう言って笑う佐々木さんの頭の中はアイデアで溢れている。
そのすべてをやるには手が足りない。
彼の手から生まれてくるアイデアの一つ一つが形になったとき、佐々木さんは本当に世界の舞台に立っているのかもしれない。
そう思わせる力が、彼の言葉にはあった。
まずはステージに立つこと
参入のハードルが低くなりつつあるITの業界では、アイデア一つでチャレンジが可能だ。
まずはステージに立つことだ、と佐々木さんは言う。
「悩むなら、まずはやってみればいい。とにかく一歩踏み出すこと」
その一歩に、理念はついてくると彼は言う。
「すべてはそれからですよ」
佐々木さんは自然体だ。だが、その言葉には重みがある。
彼の力強い目は、世界を見ている。
彼の目に映る未来は、これからまだまだ大きく広がってゆく。
【クランチタイマー株式会社 | Crunchtimer Inc.】〒730-0802 広島県広島市中区本川町3丁目1番5号シーアイマンション2F(ポートインク)
Tel 082-208-1027
ホームページ http://crunchtimer.jp/
【事業内容】
インターネットを利用した情報提供サービス
スマートフォンアプリ受託開発(iPhone、iPad、Android)
【アクセス】
広電市内電車…広島電鉄江波線・宮島線「本川町」電停下車徒歩5分
バス…広島バスセンター下車徒歩10分
アストラムライン…「県庁前」駅下車徒歩10分
お車でお越しの際…近隣のコインパーキングをご利用ください。
取材を終えて
初めてお会いしたとき、とても自然体で、どこか人をひきつける魅力のある人だな、と思いました。
話をされる言葉の一つ一つには重みがあるのに、不思議と深刻さや威圧感はなく、「世界一」という言葉も何の不自然さもなく聞き手に届く人です。
彼は、本当にいつか世界の舞台に立っているのかもしれません。
その姿は当たり前のように、ごく自然に思い浮かびます。
そう、思わせるなにかがある人だと、感じました。
いつかまた、お話を聞いてみたいと思います。
その頃には、世界で活躍する少し遠い存在になってしまっているかもしれません。
けれど佐々木さんは、同じように自然体で、変わらない言葉で、話してくれそうな気がします。